テクニックの向上につながる
世界のトップクラスで活躍する選手の中には、子どもの頃にフットサルをやっていたという選手が少なくありません。
例えばネイマールやイニエスタ、コウチーニョ、引退したレジェンド達でいえばジーコやジダンもフットサル経験者です。
彼らに共通するのは「テクニシャン」であること。
フットサルはサッカーに比べてピッチが狭いため、相手選手との距離も近くなります。
ゆっくりとボールを回したり、ロングパスはほとんど使えず、トラップも少し大きくなっただけで相手に取られてしまいます。
こうしたフットサルのピッチの中では、自然とパス、トラップ、ドリブルの技術が磨かれていきます。
ボールに関わる回数が多いので成長する
フットサルのピッチが狭いことで、ボールに関わる回数が必然的に増えます。
スペイン出身で2016年まで日本のフットサル日本代表を率いたミゲル・ロドリゴ氏はあるインタビューの中で「1分間におけるボールとのコンタクト数がサッカーと比較するとフットサルは6倍もある」「ボールとのコンタクト数は子どものモチベーションと結びついているんです。子どもはボールに触れば触るほど楽しそうだし、喜びも大きい。そして、モチベーションは学びとつながっている」と述べています。
(引用:1分間のボールタッチは6倍 サッカー選手がフットサルをやるべき理由 より)
ボールに関わる回数が多いということは、同じプレー時間の中で多くの失敗と成功を体験できるということです。
判断力、決断力が格段に上がる
フットサルは狭いピッチの中、相手との距離が近い中でプレーすることになります。
ですから、常に素早い判断、素早い決断をし続けることが求められます。
くるくると目まぐるしく変わる展開の中で、ボールを扱いながら先の展開を考えてポジショニングをし、仲間と協力してプレーすることは体だけでなく頭を使います。
判断、決断の速さはサッカーにおいても重要な能力です。